Unix 系 OS は、System V スタイルのランレベル、BSD スタイルのブートローダオプション、または他の起動時オプションによってシングルユーザーモード機能を提供します。
ランレベルは通常 init
コマンドで変更でき、ランレベル 1 または S はシングルユーザーモードに起動されます。FreeBSD と DragonFly BSD では、システムを再起動する前に nextboot -o "-s" -k kernel
コマンドで変更でき、そのブートローダは起動時にシングルユーザモードで起動するオプションを提供しています。 Solaris では、コマンド reboot -- -s
によってシングル ユーザー モードに再起動します。
macOSユーザーは、システムの電源を入れた後、⌘S を押し続けることによってこれを実現できます。 ユーザーは、ファームウェアで設定されたパスワードの入力を要求される場合があります。 OS X El Capitan およびそれ以降の macOS のリリースでは、ターミナルで sudo launchctl reboot userspace -s
sudo launchctl reboot system -s
コマンドを使用してシングル ユーザー モードでシステムを完全に再起動することが可能です。 シングルユーザーモードはセーフモード起動とは異なり、macOS のコア要素 (/System/Library/
/Library/
~/Library/
などを無視した起動ではなく、システムが直接コンソールへ移動します) を起動します。 そこからユーザーは、必要に応じて (またはインストールされている) fsck やその他のコマンド ライン ユーティリティを実行するように促されます。