背景にある。 Acraniaは頭蓋穹窿の扁平骨が欠如し,顔面骨は正常に存在する病因不明の稀な先天異常である。
材料と方法。 既に2児のアクラニアを出産し,妊娠12週目に超音波検査に来院した第4期妊娠者の症例を紹介する。
結果。 経腟超音波検査では12週目にすでに胎児性無月経の診断が可能であった。 同時に子宮鏡検査で、脳が薄い膜に覆われていること、顔面骨や頭蓋の形状は正常であることが確認できた。
結論。 子宮鏡検査により、診断を確定し、さらに奇形を発見することができた。 この胎児は小さな脳梁,両側の六芒星,両側の内反足が認められた。
考察。 妊娠初期のこの時期に子宮鏡検査を行うことで、他の著者が報告したような無脳症の第一段階ではなく、無花果が独立した異常であることを証明することができた。 また、子宮鏡検査は妊娠終了前に無傷の胎児を見ることができるという利点もある。